広島市の開催は、普段からお世話になっている「教専寺」さんにて。
5/10、5/11の両日共に、午前の部はハタヨガを、午後の部はバクティヨガを実践、体験しました。
インドから、そして日本各地から訪れた多くの人でにぎわい、それぞれの期待とわくわくがはじけていましたが、レッスンが始まると、呼吸と意識の変化と共に、それらのエネルギーが落ち着きと集中へと変わり、やがて個人の枠が取り払われ、周囲との融合、調和へと変化し、穏やかで和やかな、友愛に満ちた空間が出来上がりました。(ヨガにはこういう良さがあります。共通点のない人の集まりでも、ヨガをすると、友愛に満ちた精神性の集いの場に、ふわっとその場が変わります)
ナヴィン先生のテンポの良い指導と、包み込むような声、個人のベストを尽くす際限への誘導 + その後のリラックス。深い呼吸と共に、大いなる力(エネルギー)の取入れがなされ、皆さんが、いつもより強く、はつらつと、明るく、柔和になった表情が印象的でした。
「体の活性化が、心へも繋がっていることを体感できました(^^)」と、嬉しそうに伝えてくれた生徒さん。体と心は密接な関係性があるからこそのアーサナであることを実感できたその表情もまた印象に残っています。
ヨガは聴いてわかることはなく、体感してこそ、はじめてその存在に落とし込まれます。その体感して知った智は、離れることはなく、その人の存在そのものに印象として残ります。そういったことを知って頂くことが、ナヴィン先生をご招致した意図でもあります。インドにはなかなか行くことができない、けれども、本場インドのヨギを体感する機会を…!との思いがありました。
言葉が通じなくても、ナヴィン先生から受け取ったもの、その感覚が残っていると思います。「あ~、もう忘れちゃった…」と感じても、大丈夫です。頭の記憶ではなく、細胞レベル、意識レベルに入り込み、ナヴィン先生の蒔いた種が、皆さんの中に宿っています。そして、皆さんの存在の中で生きています。
なぜ、そう言いきれるかというと、ナヴィン先生がいらした後のレッスンが、これまでと変化しているからです。わたし自身の変化ももちろんありますが、何より皆さんの「今」に一心に集中している感じや、内に向かう観察力の深さ。雑念や複雑性もそぎ落とされ、集中、静寂、単純、快活な波動が教室に充満しています。講座を受けていない生徒さんが、「今日のレッスン、よかったです。何と言いますか、どれが、何が、ということではなくて…すごいですね。なんか感動するというか、心打たれました」と、感想をもらされるほどです。
今回、参加できなかった方もいらっしゃいますが、悲しまず、気を落とすことなく、その機会はまた訪れると信じ、その時を楽しみに、今の修行に取り組みましょう。いつもの場(教室)に、ナヴィン先生は訪れ、ヨギの波動と意識と、ヨガの種をまいてくださいました。わたしたちはそれらを今から育てていきます。受講された方々の波動は外へと漏れ出し、教室に充満しています。そしてそれらは伝播します。参加した方も、していない方も、共に、時間をかけて…育て、理解を深め、体感していきましょう!
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