体験の方が、続々といらっしゃいます。続々と、というとたくさんをイメージされるかもなのですが、コロナ禍と比べた場合の「続々と」です。
ヨガ初心者の方。座位での癖、立った時の重心のかけ方、仰向けでの緊張・歪み、呼吸の不規則さが、見てとれて、あああ、これからどんどん良くなっていくぞ~と、整っていくであろう未来にわくわくします。
はじめまして、と、教室のドアを開けたときの、はじめましての鎧が、ヨガ初心者・経験者に関わらず、初回体験受講で解ける方もいれば、はじめましての鎧が解けず、終わる方もいらっしゃいます。鎧が解けないのは、終始、緊張して受講されたか、集中が続かず終えた場合に、そうなるように思います。
緊張はどこからくるかというと、周りの人と違うことをしてるんじゃないか(間違えているんじゃないか?間違ってはいけない)、という緊張で、そればかりを気にされているようです。多少の間違いは気にせず、人と反対向きになっていても、格好が違っても、左右が違っても構わないので、ポーズをとって、感じ取り、呼吸を通して、体内の緊張やこわばりを解くようにしましょう。
集中が続かない人は、意図的ではなく、無意識で、そうなっています。気分ムラや思考ムラに流され、意識を繋ぎとめる(取り組む)ことができないのです。無意識ですから、こちらの声かけで、「ハッ」と気づき、顕在意識を働かせて集中に戻りますが、また、ふわふわふわっと、流れていきます。
それでも、ヨガをしよう、と決めて、通うようになると、
緊張していた人が、いつしか、人との比較をやめ、「間違ってはいけない」という緊張が解け、「わたし」という自我をも、ふ~っと手離す瞬間があり、
集中が続かなかった人が、ふらふらとさまようことなく内に留まる時間が長くなる様子を、見てとることができます。
ヨガは、体を動かす「ポーズ」から入るので、ついつい、ポーズの美しさ(?)や、体の柔軟性の向上(?)が、上達の証であると思われがちですが、それは違っていて、その人の目には見えない「傾向」がそぎ落とされ、呼吸、意識状態、オーラ、思考や精神性までもが、変化していく様子が、上達の証(ヨガの効果)で、それは皆さんにもれなく起き、皆さんがもれなく受け取ります。ですが、その変化は、少しずつの変化なので、ご本人にはわかりにくいようです。(時折、変わりましたね~というと、ええ!わたし、上達していますか?✨と、聞き返されることが多いです…)
これからは、新しく入った方とも、ヨガを通して受け取ったであろう「目には見えない効果」を、こちらからも声かけをして、共に分かち合っていきたいと思います。